夜、幽霊がすべっていった……






幽霊とは、ただ恐ろしいだけの存在ではない。それは人から忘れ去られた淋しい存在であり、人と人をとりまく文明がつくり出した固定した価値観を、ゆるがす存在でもある。夜に息を潜めて耳をすませれば、淋しい幽霊たちがすべってゆく音が聴こえてくる。
(冒頭の六篇「夜、」「幽霊が」「すべっていった……」「第一の幽霊」「第二の幽霊」「第三の幽霊」は、「現代詩フォーラム」発表時、三篇ずつまとめて計二篇の詩として表記されたが、本来はそれぞれ独立した詩である)
(拾遺二篇は、この連作のために書かれながら、全体の雰囲気に合わないために外したもの)

(執筆期間 1998年6月 〜 1999年8月)



T

01 夜、

02 幽霊が

03 すべっていった……

04 第一の幽霊

05 第二の幽霊

06 第三の幽霊

07 降霊術


U

08 夜の騎士

09 忘却

10 空笛

11 流体静物

12 異常気象

13 悪夢とビニール・ジャングル

14 鬼火の引力

15 傷の邪教

16 百の夜

17 物語

18 オカルト


V

19 夜の鍵

20 存在

21 人間

22 



拾遺

01 水の中の目醒め

02 UFO




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